4WDなら「冬でも安心」は本当か?
2015年08月27日 10時08分24秒
「暑い~暑い~!!」と毎日言ってたのがウソのように秋めいてきましたね!
今朝、犬の散歩をしていたら「稲穂がたわわ」に実っていました。 そろそろ新米が食べられるでしょうか!?
今回は4WDなら本当に冬でも安心?について書きますね!
ポッキリ屋は長野県の南部、飯田市と伊那市(長野では南信地方と呼ぶ)に店舗があります。
長野県=雪深いイメージがあると思いますが降雪量はさほど多くありません。
(冬場はほとんどの車がスタッドレスタイヤに交換しますがノーマルタイヤで困る事は1シーズンで10日前後じゃないでしょうか?)
そこで、クルマの購入時に悩ましいのが「4WDにするか2WDで良いか?」です。
実際のところ、“冬だけ”もっと正確にいえば「路面に雪があったり凍結したり」している
時は条件付きで“4WDの方が安全である”と言えます。
(あくまでも、“普通の軽4WDです。普通車のランクルやレガシィの4WDは別と考えて下さいね 😛 )
“条件付き”?! 4WDの方が絶対雪には強いでしょう! と断言する方
「4WD妄信教の信者」(私の造語です)ですね(笑)
色々なご意見があると思いますが、 4WDが2WDよりも優位なのは「前に進む力」です。
一番違いが出る場面は「坂道発進」ですね。 ツルツルに凍った路面で坂道発進する時は間違いなく4WD車が強いです。
圧雪されていなくて「グサグサの大雪」から脱出する時も4WDが強いですね。
でも・・・ そんな状況って年に何回あるでしょう???
「4WDの方が止まる時も安全でしょう?」 これは正解ではありません。
4WDのマニュアル車なら“エンジンブレーキが4輪均一に掛かるから安全”って事もあるでしょうが、イマドキはほとんどが“AT車” エンジンブレーキの効果はあまり期待できません。制動距離の差は「タイヤの止まる力の差」と言っても過言ではないと思います。
止まる事に関して言えば4WDは2WDよりも不利な面もあります。
それは、「4WDの重さ」です。
どんなクルマでも2WDとの比較では4WDの方が車両重量が重くなります。(軽自動車で大体50~60kgは違います) ってことは・・・
※画像はワゴンRのカタログ。2WD=820kg 4WD=870kg その差50kgです
物理の授業で勉強しましたよね~! 慣性が働いて重いものほど止まりにくいのですから
(確か、“運動エネルギーは、車の重量と、速度の2乗に比例する”でしたっけ??)
同じ条件のタイヤを履いていたとしたら重い4WDの方が制動距離は伸びてしまうのです。
もう1つ、4WDが2WDに絶対勝てない事があります。
それは… ”燃費”です。
車両重量が重くなり、駆動系の部品点数が多くなる(動力の伝達ロスが大きくなる)わけですから”当然燃費は悪化”します。
どこまでも平らな平野なら車両重量の影響もそんなに大きくないのかもしれませんが、山坂の多いこの地域では大幅に燃費を悪化させます。
「雪の心配があるのは長く見積もっても、12月の下旬から2月下旬の2ヶ月間
残りの10ヶ月はノーマルタイヤでクルマに乗れてしまう」この地域で4WDor2WDは
大きな選択ですね。
「そうは言っても4WDは安心感がある!」=確かに4WDを乗る事のメンタル面でのプラス効果も無視できません(中々悩ましい~)
そこで、ポッキリ屋では、飯田店は2WD、伊那店では4WDの車両を展示しています。 😀
軽自動車の2WDか4WDでお悩みの方は一度ポッキリ屋へご相談下さい!!
この記事は2015/08/27に公開され2023/02/16に更新、189 ビュー読まれました。