安いけど、“事故車(修復暦車)”ってどうなの? Vol 2
2016年02月04日 13時02分07秒
さて、前回宿題にした「“事故車(修復暦車)”ってどうなの?」ですが
結論から申し上げれば「乗ってみないとわかりません」(苦笑)
出来ることなら高速道路を走行してみる。そして高速速度域から急ブレーキを踏んでみて走行中のブレや、ブレーキ時にハンドルが取られる様な事が無ければまず問題ありません!!
でも・・・ 購入前の車を高速道路で試乗とか、急ブレーキを試すとか実際には出来ませんよね。高速道路で急ブレーキもNGですしね(スミマセン)
では、どうするか? 以下は「事故車を購入する上でのチェックポイント」をカンタンにまとめてみました。
1、お店の方に事故の箇所を必ず説明してもらい“修理の状態”を確認
2、エアバックの“ワーニングが点灯”するか必ず確認する。
3、できれば「フロント事故」の車は避ける
4、フロント事故の車を購入する場合、“足廻り”まで修理してある車は避ける
5、必ず試乗してみる。
1ですが、事故車って“お金を掛けてキッチリ直してある車両と適当な直しの車両”と極端に違うんですよね~ 「事故の箇所見てもわかんないよ・・・」それでいいのです! お金を掛けていない適当な直しの車はシロウトの方でも“何だか変だな?”と感じるはずです。それが、キレイに直っている=お金を掛けているということですからある程度の判断が出来ると思います。
2ですが、大きな事故をすると大抵エアバックが飛び出します。でもエアバックのユニットってとっても高価なんです。(制御コンピューターも交換になるのでウン十万!)
ですから軽自動車でエアバックが飛び出した場合は修理代金が高いので「廃車」になってしまうケースが多かったのですが昨今の軽自動車新車価格の高騰により高年式だと“エアバックユニットを入れずに直す”様な不届きモノも残念ながら存在します。
エアバックが不良であればメーターのワーニングが点等するのですが発覚しないように“ワーニングの電球を外し”点等しないようにした車両を見たことがあります。
ですから、エンジンを掛ける手前の“ACC”の状態で「エアバックのワーニングが点灯するか」を必ず確認して下さい。
グリーンのハッパの下がエアバックのワーニング
3ですが、説明するまでも無いと思いますが通常の軽自動車はフロントにエンジンがありフロントのタイヤを駆動する「FF(エフエフ)車」がほとんどです。 4WD車もFF車をベースに作られていますので、走る上での重要なパーツは“全てフロント”にあるわけです。 ですから事故車を選択する際も出来ればフロント事故車は避けたいですね。
この辺りまで修理されている車は避けた方が・・
4ですが、同じ事故車でもフロントの事故は敬遠されるのでリヤ事故よりも事故による価格下落が大きいです。 ですからあえてフロント事故車を狙うツワモノもいらっしゃいますね(苦笑)その場合は足廻りまで修理されている車は避けたほうが無難です。
また、簡易的な方法ですが“タイヤとエンダーアーチとの隙間を指で測って左右の違いが無いかを確認してみて下さい。
運転席側と助手席側で間隔の違いが無いか確認
5ですが、上記のチェックを行った上で必ず試乗をしてみる事をお勧めします。 高速走行での試乗は難しいでしょうが、出来るだけお店の周りの道路が空いている時間を狙って可能な範囲内でスピードを出してみて変な挙動・振動・異音が無いかを必ず確認して下さい。
ちなみにポッキリ屋は展示車全て試乗OKです!
つまり、「事故車を購入するなら試乗は絶対!」って事です
以上 長々と書きましたが車は安い買い物ではありませんし、一度購入したら数年は使用する方がほとんどですよね! 「面倒だなぁ~」と思われる方は安さに釣られて事故車を購入しない事です。
モチロン、シッカリ修理されていれば事故車を過剰に恐れたり敬遠する必要はありません。
でも、“安く買える=何かしらのリスクがある“って事は理解しておいて下さいね!!
この記事は2016/02/04に公開され2023/02/16に更新、102 ビュー読まれました。